外科処置とは

擦り傷や切り傷、やけど(熱傷)については、当院にて対応します。このような外傷、いわゆる表在性損傷を中心としたケガの処置を行っていきます。必要と判断した場合は、縫合を行う、皮下に溜まっているとされる膿を取り除くなどしていきます。
咬傷にも対応
また犬や猫といったペットなど動物に咬まれてできた傷についても診療いたします。ただ、その際は応急処置として、傷口を水道水で洗い流すようにしてください。これは細菌に感染し、繁殖していくリスクというのをできるだけ低減するために行うものです。治療時は抗菌薬を使用することもあります。傷口が開いているようであれば縫合もいたします。また膿が溜まるようであれば、排膿の処置もしていきます。
湿潤療法について
擦り傷や浅い切り傷、Ⅰ度熱傷の軽度なやけどにつきましても、適切な処理をしなければ。細菌に感染するなどして、症状が悪化するということもあります。これらの治療というのは、従来であれば、傷口を消毒して乾燥させるのが一般的とされてきました。ただこの場合は、痛みが出るほか、ガーゼを使用するなどして乾燥させると細胞は死滅し、傷を悪化させるということにもつながります。
当院では、このような外傷の治療では湿潤療法を行います。治療内容ですが、まず傷口を水道水で十分に洗い流すなどして、細菌等の感染の可能性をできるだけ排除してから、被覆材で傷口を覆っていきます。これによって傷口から溢れ出ていく浸出液(皮膚の再生を促進させる働き等がある)を溜められ、常に湿った状態を維持できるようになります。同治療では、痛みも出にくく、回復を早められるほか、傷口も綺麗に治るようになります。